リヤカーと共に兵庫県徒歩縦断挑戦とは…こんなこともしてました~
2002年3月28日にスタートした、子ども対象の冒険プログラム。兵庫県を瀬戸内海から日本海まで、徒歩で縦断するという極めてシンプルなプログラムです。
チャレンジウォークになくてはならないモノ!それは『リヤカー』。リヤカーに荷物を載せ、ただひたすらにゴールを目指す。リヤカー共にゴールを目指す。それがチャレンジウォークです。
なぜリヤカーが必要か?
リヤカーは5~6名に1台ずつ用意されています。原則チャレンジャーである子どもたちが押していきます。もちろん一人で押せるほど軽いものではありません。峠もあれば、急な下り坂も… チームで声を掛け合い、力を出し合わないとリヤカーは進んでくれません。言い換えると、リヤカーがあるからこそ、子どもたち同士のコミュニケーション・気遣い・工夫が生まれます。子どもたち同士をつなぐ、最大のツール。それがリヤカーです。
兵庫県徒歩縦断で得られるチカラとは
兵庫県徒歩縦断は、150km先のゴールを目指すことが目的ではありません。筋肉ムキムキの歩ける子どもを育てたい訳ではないのです。ゴールしたあと…歩くプロセスの中で得た経験を、普段の生活でどのように生かすか?それがこのプログラムの最大のねらいです。得られるチカラ、得てほしいチカラとは・・・
■目標の設定するチカラ■
プログラム中のスケジュールは、子どもたち自身で設計します。何時に起きて、準備し…何時に出発し、どこで休憩し… 何時に朝食をとって、どこで食材を買って…そして何時何分に宿泊場所へ到着するのか?
これは目標設定そのもの。
欲しい物、事…なりたいもの、描いている夢… 抽象的に考えていては、何も得ることができません。徒歩縦断を通じて、目標設定を具体的にする方法を体得し、なりたい自分に近づくチカラをつけます。
■失敗を乗り越えるチカラ■
時間通りに到着しない… リヤカーがパンクする… 道を間違える… 何度も訪れるハプニングで、思ったように進まない。予定時刻に到着しない。
徒歩縦断は失敗だらけの旅。
何度も訪れる失敗ですが、仲間と共にあきらめず、もう一度考えて行動する。成功するかどうかはわからない。でも「立ち向かう」大切さを知り、乗り越えるチカラをつけます。
■友だちではなく、仲間を作るチカラ■
友だちと仲間の違いとは?これを教えてくれる大人はいますか?達成すべき一つのゴールがあり、メンバー全員が、そのゴールを勝ち取りたいと思ったとき、友だちから仲間に変わります。
そんな仲間を作る力をつけます。
兵庫県徒歩縦断をする意味って?
ゴールを目指して、ただひたすら歩く・・・そんなシンプルなプログラムには、目に見えない「チカラ」を身につける『しかけ』がたくさん隠れています。チームとして働く力、人と関わる力、聴く力、役割を探す力、目標を達成するための力、失敗を乗り越える力、決断する力・・・すべて点数では表すことができないもの。しかし自分がおかれている社会で本当に必要となる「チカラ」です。この旅で得たチカラを自信とし、新しい自分への気づきとなって、社会への一歩を踏み出してほしいと考えています。
リアカーと共に兵庫県徒歩縦断挑戦 軌跡のスライド
軌跡その①
軌跡その②
軌跡その③
軌跡その④
軌跡その⑤